ぬいぐるみ

私が伝説の樹の下で告白した相手を、街で待ち合わせしているの。

ちょっと早く着きすぎちゃったかな。

少し待ちゆく人たちを眺めていると、相手は息を切らせてやってきた。

別に遅れてないんだけど・・・

「おまたせ!レイちゃん!レイちゃんの姿が見えたから走ってきちゃった」

苦しそうにしながら相手は語った。

「そんな・・・いいのに・・・まだ待ち合わせ時間じゃないんだから・・・」

「いいの!早く逢いたかったんだから!」

そういうと、相手、館林見晴ちゃんは、笑顔をくれた。

「見晴ちゃん、デパートにでも行かない?好きなプレゼント買ってあげるわ」

そういうと、見晴ちゃんは・・・

「だったらあそこがいいよ、もの揃えがいいんだ」

「そうね、行きましょうか」

そう言って、デパートに向けて歩き出した。

見晴ちゃんは何が喜ぶんだろう・・・わからないから本人に選んでもらうことにした。



デパートに着くと、エスカレーターで上った。

「見晴ちゃん、プレゼント、何がほしい?」

「えっとね・・・なんでも良いよ」

うーん、それが一番困る・・・

なんでもって言われても、まだ、付き合って3日目、分かるわけがない。

「見晴ちゃん、好きなの言ってよ、何でもいいから」

「そう・・・じゃぁね、コアラのぬいぐるみ!」

コアラ・・・ぬいぐるみが好きなんだ・・・また見晴ちゃんのことひとつ知っちゃった。

ぬいぐるみ売り場へと進んでいった。



売り場に着くと、いろんなぬいぐるみの中から、コアラのぬいぐるみを探しだした。

ちょっと目が怖いかも・・・

こんなのでいいのかな・・・

「見晴ちゃん、これでいいの?」

問いかけると、即答で

「うん!これが欲しかったの」

そう言って喜んだ。

見晴ちゃんの喜ぶ顔を見てたら、私まで嬉しくなってしまった。

「じゃ、見晴ちゃん、このぬいぐるみを私だと思って、大事にしてね。会計済ませてくるね」

「うん!レイちゃんからもらったんだもん、大事にするよ、ありがとう」

そうして、会計を済ませた。



「このあと、どうするの?見晴ちゃん」

「そうね・・・ねぇ、私の家に来ない?散らかってるかもだけど」

少し考えて

「いいの?おじゃましちゃって」

「いいのいいの、さぁ、行こう!」

そう言って、見晴ちゃんの住んでるところまで電車に乗って、歩き出した。



ケーキ屋さんの前を通る。

そうだ、せっかくだから、バースディケーキ買おう!

「見晴ちゃん、ケーキも買おうよ」

「いいね、私、シフォンケーキがいいな」

「私はレアチーズかな・・・」

お互いの好きなケーキを買って、見晴ちゃんの家に向かった。

「今日はね、親がいないから、自由に部屋にいていいからね。」



見晴ちゃんの家に着いた。

見晴ちゃんは鍵を開けて、私を迎え入れてくれた。

ものすごく綺麗に片付いている。

見晴ちゃんの部屋は女の子らしい部屋だった。

コアラのぬいぐるみがやたらと多かったけど。

「見晴ちゃんの髪型って、もしかして、コアラを意識してるのかな?」

見晴ちゃんは笑顔で、

「うん!そう、コアラをイメージしてこの髪型にしてるんだ。」

見晴ちゃんはそう言うと、お皿とフォークを準備してくれた。

ケーキの箱を開けて、それぞれのお皿に移した。

「レイちゃん、レアチーズケーキ一口頂戴」

「いいわよ、あーん」

「あーん、んー美味しい!私のシフォンケーキも食べてみてよ。」

そうして、シフォンケーキをレイちゃんの口に運んだ。

「あ、美味しい、甘さひかえ目なんだ」

「あ、レイちゃん、クリームが口元に付いてるよ」

そう言うと顔を近づけて、舐めとった。

いきなりの出来事に動けずにいた。

「ねえ、せっかく二人でいるんだから・・・もう少しで離れないといけないから・・・私だけのレイちゃんにしていいかな?」

真剣な眼差しでそう伝えた。

私も伝説の樹の下で告白した時から、私の体はもう見晴ちゃん一人だけのものと決めていたのだから

私はコクンと頷いた。



見晴ちゃんは、私に口付けた。

いつものフレンチ・キスとは違って、濃厚で長いキス。

キスだけで、全身の力が抜けてしまう。

見晴ちゃんに受け止めてもらっているだけになってしまった。

くちづけを続けながら、胸の膨らみを包み込んだ。

そしてゆっくりと揉んでいく。

私はそれだけで喘ぎ声が出ちゃう。

こんな感覚初めて・・・

唇から離すと、首筋を舐め始めた。

「あん!」

思わず声を上げてしまった。

恥ずかしい・・・

「いいのよ、もっと声、聞かせてよ。レイちゃんの声聴きたいんだから。」

「えー、恥ずかしいよ・・・」

「大丈夫だって、私しか見てる人いないんだから」

「それに・・・優しくする・・・」

見晴ちゃんは、秘部を舐め始めた。

もう潤ってるその場所に舌で刺激した。

「レイちゃん、感じやすいんだね」

そういう言葉聞くと、ますます体が熱くなる。



「もっと変になることしようか?」

そう言うと、私の唇は奪われた。

体が火照ってゆく・・・

見晴ちゃんは優しくしてくれてる。

そして、的確適所で、すごく感じちゃう。

今まで経験したことのない、感情に、戸惑っていた。

「レイちゃん、何も怖がることないんだよ、私だけのために、可愛いレイちゃん見せてよ」

見晴ちゃんは、真剣な顔でそう告げた。

「レイちゃん、好きだよ・・・」

そう告げると、頭を私の下半身に持っていった。

そして、舌でクリトリスを舐めた。

すごく感じちゃう。



そうしているうちに、見晴ちゃんの指が膣に入っていった。

激しくかき混ぜられる。

何も考えられなくなった。

そして、熱いものがこみ上げてくる。

「見晴ちゃん、もう!ダメなの!」

「イキそうなの?いいよ、イカセてあげるね」

そうして、見晴ちゃんは、クリトリスを甘咬みした。

私は絶頂に達した。



「どう?気持ちよかった?」

そう聞かれると、恥ずかしなった。

顔を赤くして、コクンと頷いた。



そして、見晴ちゃんの家で、ケーキ食べて、見晴ちゃんの誕生日を祝った。

トップへ