蘇る記憶(前作、失われた記憶の続編です)

紐緒さんは処女を失ったのと、絶頂で、私に抱きついてきて、余韻を楽しんでいた。

そうしていると、急に起き上がった。

「どうしたの?もっと甘えていいんだよ」

と私は言った。

「・・・思い出したわ」

え!まさか・・・

「私は中学の頃、レイプに遭ったのよ」

嫌な予感は的中した。

「・・・うん、知ってる・・・伊集院君に聞いたわ」

「そう・・」

でも記憶は消されたはず・・・

そのことを伝えると

「蘇ったのよ、記憶が、沙希に抱かれてから」

続けた。

「そうよ、そんな奴らを処罰するために、世界征服の野望を抱いたのよ

もうこれ以上、同じ思いをする人が増えないように・・・」

そうだったんだ・・・

やっぱり紐緒さんは人のことを気遣える人だと思った。

「紐緒さん、私がそばにいるから、もうそんな思いさせないから・・・

私が常に一緒にいるから・・・」

私がそういうと、紐緒さんは私を抱きしめた。

「そうね、沙希がいてくれてたらあんなことされなかったと思うわ」

「うん・・・」

しばらく黙って抱き合っていた。

「ねぇ、紐緒さん、私が忘れさせてあげるよ、時間はかかるけれど。

だから、ずっと傍にいて、私から離れないで」

わたしを抱き締める腕に力がこもった。



「・・・紐緒さん、もう一回しようか?」

「そうね・・・」

「紐緒さん、私を好きに抱いていいよ」

「わかったわ」



紐緒さんは私を力強く抱きしめた。

そして、唇を重ねた。

舌と舌が絡み合う・・・

かなり長い間キスは続いた。



そうして服の上から、ブラのホックを外した。

そうして、腕を離して、上着を脱がせた。

紐緒さんは、私の性感帯、首筋をねっとりと舐めた。

「あっ」

喘ぎ声が出ちゃう。

なんか今日の紐緒さんは、いつもよりも熱く感じた。



手が胸を揉み始めた。

変な気分になりそう・・・

舌で乳首を転がす。

両胸交互に。

喘ぎ声が大きくなる。



紐緒さんは、私をうつぶせにして、背中を舐めた。

感じる私。



そうして、顔を下半身にうずめた。

舐めあげて、紐緒さんの舌がクリトリスへ達すると、さらに大きい喘ぎ声が出た。



紐緒さんはクリトリスを集中的に舐めてきた。

それが続くと

「あっいくっ」

私はイってしまった。



紐緒さんは両梁型をつけた。

「沙希・・・これ舐めて・・・」

私は両梁型にフェラチオを加えた。

口の中で大きくなっていった。

そうして、口の中でうねると、

「沙希、いくわよ!」

私の口内に愛液を発射した。

かなりの量だったけど、コクンと喉を鳴らして飲み干した。



「沙希・・・四つん這いになって」

言われるがままに四つん這いになった。

紐緒さんは、後ろから突き入れた。

そしてスラストが始まった。

なんだろう・・・いつもより感じる・・・気持ちいい・・・

私は喘ぎまくっていた。



「紐緒さん、私もう・・・」

「そう・・・合わせるわ」

「うん・・・あっあああっ」

「くっ」

二人してイッてしまった。



二人してベッドで余韻を楽しんでいた。

「こうしてる間だけは、過去を忘れているわ」

「よかった」

「いつか、普段でも忘れられる日がくるよ、いや、絶対に来させる!」

「ありがとう・・・沙希・・・好きよ・・・」

「だって、紐緒さんのこと大事に思ってるもん。紐緒さんの嫌な記憶なんて空の彼方に飛んでいかせるよ

それにどんな紐緒さんでも、私は愛してる。今も、これからもずっと・・・」



二人は抱き合いながら寝た。